人数がスクーリングよりも多く、短時間での油彩ということもあり大慌てでヘルプをお願いし、私に加え小林良一先生、小牟田悠介先生、アシスタントとして東京で活躍している小川万莉子さんにお手伝いをお願いし、なんとか1日を終えることができました。
参加された皆さん、お手伝いいただいた先生方本当にありがとうございました。
来られた皆さんに少しでも油絵を描く楽しさを感じてもらえたら嬉しく思います。
《2017年度冬の体験入学 東京外苑キャンパス》
1月14日(日)13:00~16:30 担当:山河全、小林良一、小牟田悠介、小川万莉子当日は京都は早朝から凍てついてジャリジャリする道を出かけましたが、例の新幹線の整備の問題か、山陽の雪のせいか20分程度新幹線が遅れていました。
しかし、信濃町に着くと東京は寒いながらも快晴!たくさんの受講希望者がぞくぞくと集まって来られます。
入口の看板は昨年学長奨励賞をとられた、洋画の島田さんの写真入り!
洋画は今日は巨匠マチスの「画室の裸婦」の模写です。
解説を交え今日やることを説明、手順がわかったらすぐに授業開始です。
最初はトレースで形をとります。
次はチャコペーパーでキャンバスボードに形を写していきます。
さていよいよ色を塗っていきますが、思うようにはいかないものです。
小林先生や小川さんも絵具や筆の扱いの指導です。
わからぬなりに進んでいきます。そこが油彩の楽しいところですね。
私は笑って見てるだけ…そんなことはないのですよ。
ちゃんと指導もしています。
それなりに埋まってくるとマチスっぽくなってきましたね。
色や筆、サイズも違うのでそっくりとはいきませんが、皆さん次第にマチスのマジックにはまり、ここに人がいる、この筆遣いはなど問題意識が出てくるようです。
次第に空間づくりを意識する方も現れだし、やはり描くことが一番の勉強であることを知らされます。
服を汚される方や、うまくいかないもういやだ!などまるでスクーリングさながらの授業。それでも皆さん夢中になり絵具と格闘し3時間を頑張ってくれました。
筆の洗い方や掃除の仕方も絵を描くものにとり覚えて欲しいことです。
最後は40人分すべては並ばぬので、2回に分けて総評を行いました。
各先生方からもコメントをいただきました。
似ていても少しずつ違う皆さんの絵、これこそが絵画であり表現の面白さです。
きっとガチガチの具象よりは果その面白さの違い感じてもらえたのではないでしょうか。
是非皆さんの名画をご自宅に飾り、鑑賞する中からご自分の天才を発見して下さいね。
短い時間でしたが、一緒に油彩の持つ良さを体験していただける貴重な時間でした。
みなさま、先生方本当にお疲れさまでした。
※次回は1月21日(日)の京都での体験授業です。下記の画像は使わないですが、色彩の天才と云われたリチャード・ディーベンコーンです。
◇1月21日(日)体験授業「抽象絵画を描く」
3月21日東京外苑では、色彩の不思議について講義をいたします。是非ご来場ください。
◇3月21日(水)ミニ講義「お気軽!新油彩材料学」