通学の一年生もそろそろラウンジ近辺での巨大な共同制作が始まります。
受講者の皆さんや先生方のみでなく、スクーリング・講座実施担当者や事務局も毎日のように教室設営や材料準備に走りまわり、本当にご苦労さまです。
かく云う私も、昨日今日と続いて京都学舎の講座でヘロヘロ状態ですが…
皆さんの熱心な姿勢に負けぬよう頑張っていきたいと思います。
さて、今日は東京の小林先生から外苑キャンパスで行われた「静物木炭デッサン」の報告が届きましたのでアップさせていただきます。
《洋画Ⅰ-2 静物木炭デッサン》
期間:8/12(金)~14(日)担当:小林良一先生
今回のカリキュラムの特徴は、モチーフが大きいことと描画に
使用する紙も通常の木炭紙の倍の大きさがあるということです。
いろいろな場所からスケッチをして、構図を決めていきます。画面を縦にするか横にするかも試してみます。
構図に正解というものは無いと思いますが、今回の場合、対象を小さく描くと、ミニチュアのように見えることがあるので、大きく描くことを薦めました・・・がモチーフを全部描きたいという人もいて、それもいいかなと思いました。
同一のモチーフであっても、何に着目するかによって構図が決まっていきます。
制作の進行は、どんどん木炭をのせて行く人、ゆっくりと重ねていく人とさまざまです。
二日目の終わりには壁に並べて中間講評です。現在の画面の状態を確認して、明日何をすればいいかを明確にするための講評です。
パイプ椅子、普段は描こうとすることは、まず無いと思います。いざ描いてみると、角度によっては背もたれの形状など意外と難しく、しかし描けてくると、このパイプ椅子が魅力的なものに思えてきたりもします。
描き進めていって、一つ一つの対象の質感が画面に表れてくるとどんどん描いて行けそうな気になります。
力作の揃った講評会になったと思います。
(報告:小林先生)
※本当に構図や描き方とは人さまざまですね。多分近くで見ると自分の巧拙ばかり気にして感じにくいことかも知れませんが、こうして全体を見せていただくと本当に皆さん粘り強く頑張っておられますし、なによりも木炭の色が美しいですね。
よく頑張ったぞ!という心理的評価も続けていくうえで大切なことですが、なによりも自分のデッサンや他者の作品の中にある良さ、美しさを感じる心が芸術心を育ててくれます。是非自らの感性を磨くということを実際の制作と合評などの中で見つけていってください。
小林先生、受講生のみなさん暑い中本当にお疲れ様でした。(Y)