12日から同時期に開催される展覧会をお知らせします。
そして通信の卒業・修了制作展が13日から始まります!
VOCA 展
2016,3,12sat.-30wed.
10:00-18:00(会期中無休/入館は30分前まで)
上野の森美術館 tel.03-3833-4191
VOCA展は40歳以下の若手作家を奨励するもので、全国の美術館学芸員、ジャーナリスト、研究者などから推薦された作家32名が出展します。
このたびのVOCA展では藤部恭代先生が推薦されました。
「この展覧会は元々平面の(二次元の)表現の可能性を探るために、あえて「絵画」という呼称を外して出発した試みで、既に23年目を迎えます。そのために写真や異種メディアも多く、とくに今回は非・絵画作品の健闘も目立ちます。」
というような主催者のコメントがありました。
非・絵画ですか。
絵画は常に平面(二次元)という壁と闘い、近代以降その呼称もさまざまですね。
呼び方はともかく、絵画は二次元だからこそ、平面空間とはなにかを模索してきたわけで、その空間の概念が古くから変化してきました。
ルネサンスの英雄的な舞台としての奥行きのある空間、印象派の平たい空間、キュビスムの空間、浅くて実と虚のある空間、画家の想念としての空間、抽象の無限の宇宙としての空間 etc.etc.
絵を描く人たちは、平面の画面を扱うにもかかわらず、ずっとこうして空間を追いかけ、問いかけてきました。しかしだんだんその空間への概念が(哲学?)が痩せてきて、どこに向いていけばいいのか混沌としているのが現代かもしれません。
非・絵画って?
それを探すのにはもってこいの展覧会がVOCA展でしょうね。
日本の若手の新進作家達の挑戦をご覧になってはいかかでしょうか。
藤部先生は3/11~13は会場におられるとのこと。ぜひお話を!
藤部先生は3/11~13は会場におられるとのこと。ぜひお話を!
さて次は、
水をめぐって
その豊かな表情
2016.3.12.sat-4.3.sun 9:30-17:00 (月曜休館、入館は16:30まで)
富山県立近代美術館
富山は日本海に面して水には縁のあるところですね。
かつてこの美術館独自の企画展で「日本海美術展」という日本海に因む大規模な公募展も行われました。
この美術館には何度か訪れていて、最初に出かけたときは私はまだ学生で出来たばかりのころ。
アメリカのグッゲンハイム美術館の天井から螺旋状に下階を見下ろせるのに似たモダンな空間でした。かっこいいなあと思ったものです。
そして、いよいよ来年新しくリニューアルされるそうです。
今回は「水をめぐって」館所有のコレクションから「この透明で形を持たない水をいかに表現するか」を扱った作品が展示されます。私、川村悦子の絵も展示されます。
北陸新幹線が通り、ますます関東からの来館者も増えるでしょうね。
さて最後のお知らせは、通信の卒業・修了制作展のお知らせです。
いよいよですね。
京都造形芸術大学(通信教育)
卒業・修了制作展
2016.3.13.sun.-3.20.sun.11:00-18:00 (最終日16:00まで)
京都造形芸術大学瓜生山キャンパス
Galerie Aube 芸術館 人間館 NA棟1F,2F,3F
洋画コースの展示はGalerie Aube ギャルリーオーブの右側です。
大学院洋画領域は芸術館、オーブの2階です。ギャラリーの横に階段がありますが、
ミロのビーナス横のエレベーターから上がっていただいても構いません。
また最終日の20日はお昼からは学部、院とも合評会が行われます。
ぜひ卒業生、修了生の皆さんのこの1年間の成果をご覧下さい。
卒制に至るまでには、さまざまなドラマがありました。皆さんの一日一日の積み重ねが
実ったのが卒制ですね。ゆっくり鑑賞しいていただき卒業生との交流の場となればと思います。お楽しみに!(K.)
さて最後のお知らせは、通信の卒業・修了制作展のお知らせです。
いよいよですね。
京都造形芸術大学(通信教育)
卒業・修了制作展
2016.3.13.sun.-3.20.sun.11:00-18:00 (最終日16:00まで)
京都造形芸術大学瓜生山キャンパス
Galerie Aube 芸術館 人間館 NA棟1F,2F,3F
洋画コースの展示はGalerie Aube ギャルリーオーブの右側です。
大学院洋画領域は芸術館、オーブの2階です。ギャラリーの横に階段がありますが、
ミロのビーナス横のエレベーターから上がっていただいても構いません。
また最終日の20日はお昼からは学部、院とも合評会が行われます。
ぜひ卒業生、修了生の皆さんのこの1年間の成果をご覧下さい。
卒制に至るまでには、さまざまなドラマがありました。皆さんの一日一日の積み重ねが
実ったのが卒制ですね。ゆっくり鑑賞しいていただき卒業生との交流の場となればと思います。お楽しみに!(K.)