家々の屋根にはうっすらと雪が積もっていました。
そういえばお水取りのこの時期は気候が乱れますものね。
そして本当に春がやってきます。明日は気温もぐっと上がるとか。
冬ごもりの虫が地中からはい出るとう二十四節気のひとつ、「啓蟄」も間近です。
1日からはじまったHole of Mole 展が京都四条、ギャラリーマロニエで今開催中です。
Moleとはモグラのこと。直訳すれば「モグラの穴」という意味のこの展覧会。
春になり、モグラも穴からはい出て行動を起こすという意味でしょうか?
Hole of Mole 展 3/1~3/6 12:00~18:00
ギャラリーマロニエ 4F
四条河原町上がる蛸薬師
池田千里、島村薫、鈴木那奈、中原圭司。古川二朗の5名の卒業生在学生によるメンバーでの展覧会です。
ギャラリーマロニエは京都では歴史あるギャラリーです。
2階から5階までギャラリーになっていて、絵画、彫刻をはじめ工芸の展覧会も盛んです。
2階はクラフト専門のお店にもありますから、関西の作家の品も揃っています。
今回はその4階での展覧会。
右の壁面は、院2年の島村さんの作品 ガラス瓶を通して日常の不可思議な世界を探ります。 |
右3枚は、院1年の池田さんの作品。大胆な筆致で色彩のバランスが妙味。 右側の黒いシルエットの人物は山河先生らしい。 (ばらしてはいけなかったね。ごめん。) 左側は同じく院生の鈴木さん。今年は院2年に復帰。白い背景、黒い背景。目指す自分の居場所が見つかったみたい。三菱商事主催のアートフェアーにも選ばれ頑張っています。 |
右側が古川さんの作品。この絵からは二朗さんがお坊さまの修行をしているとは見えません。 やっぱり人の2面生というのは大事やね。コミカルで軽快。 左側が中原さんの作品。5枚の画面に実家の佇まいが静かに伝わります。ノスタルジックで切ない生活の音が聞こえてきそう。 |
そして突き当たりの壁面には夫々のポートフォーリオとドローイングが展示。
ぜひこの展覧会も継続してほしいですね。(K.)