今年度最初の2年次スクーリング「塑造と油彩」を終えました。
受講された皆さんお疲れさまでした。
一日目はモデルさんを前にしての粘土モデリング。
大まかな骨格を意識した芯作りをし、人体の構造、形態を探りながら粘土をつけていきます。「こんなふうになっているのだ」「こんな面がここにあるからこのように見えていたのだ」と知ることに喜びを感じるように真剣に人体を眺めていました。
二日目の午後からは、木炭デッサン、構図や構成を考え人体の形態を明暗の調子で捉えていきます。
塑造で触覚的に形態を感じ取ったことで形態がもつ面の意識が高まってきました。
四日目からは、いよいよ油彩制作です。
人体と背景とを等質な眼で眺め塑造で研究した、人体の構造と量感を意識し描いていきます。
明暗、色彩、線、マチエール等、平面表現特有の諸要素を意識的に扱うことで、今までとは違う存在感のある強い作品が多くできました。
六日目最終合評では、自分にとって多くの新しい発見ができ、とても充実した六日間でした。