Ge展やpas a pas(パサパ)展など。各会場から。
今年で50周年目となったGe展は京都市美術館別館で5/26日まで開催されていました。
ただいま京都市美術館は改装中。新たに現代美術を展示する新館を建設中で来年3月にはオープンですが、下写真の別館は美術館が休館中の現在大活躍です。
唐破風のこの屋根、美術館とはイメージが異なりますが、室内はモダンな空間になっています。
今年で50年目のGe展では作家たちの顔ぶれが随分かわったらしいですが、新たな美術表現を求めてたくさんの美術家たちが足跡を残しています。
奥田輝芳先生の作品 大きな空間に忽然と姿を表す山々たち。 その隙間の大気や雲や地平を暗示するような空間にも 霞がかかったような、陽炎のような柔らかいトーンで描かれています。 |
会場風景 |
中野庸二さんの作品 極細の線描で縁取られ色面が鮮やかに彩られています。 青い空にも見える余白には遠景に映る情景が細やかに描かれていびつな四角形の空間性に不思議な調和が見られます |
絵画の内容だけではなく、四角いキャンバスの形にも台形の変化がありますが、 横から見るとキャンバス(パネル)の厚みにも上部から下部まで10センチくらいの厚みの差が生じています。中身と外面と細やかな仕掛けが見えます。 |
本学の高木朗先生の作品 |
会場入り口
石原真理子さん |
高山淑子さん |
吉田希子さん |
4人の同期生たちが互いに切磋琢磨してこれからも制作を継続していただくことを楽しみにしています。(K.)