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2018年6月22日金曜日

4年ー50号中間講評会(京都)

今週6/18の午前7:58に起こった大阪北部地震では、大阪・高槻・枚方・茨木をはじめ,
京都・奈良にも災害の爪痕を残しました。

関係各位の皆様に心より御見舞い申し上げます。

余震もおさまりつつありますが、地震で大きな被害を受けた生活インフラの、とりわけガス等の復旧は来週にもずれ込む地域があると聞きます。
ご不便だと思いますが、皆様どうぞお元気で、そしてなんとか大学に来ていただけると嬉しく思います。
さて、
そんななかで昨日6月21日。
4年卒制の50号中間講評会が京都・東京で同時に行われました。
まずは京都から報告します。
欠席者もおられましたが、それでも17名の4年次生が本学に集合して下さいました。

全員の撮影が出来ていませんので、前半の方々ごめんなさいね。
講評会に来られなかった皆さんにはこのブログを通して仲間の制作状況をご覧ください。


写真で見ると、女性人がオール前に。男性陣が後方に。
今年の京都は男性陣と女性陣のバランスがとてもいいように思います。

学生の中には3年次の課題を行いながら、4年の課題にも取り組む方も多いのです。
忙しい時期ですが、皆さん頑張って進んでいただきたいと切に願います。



講評会の後半の撮影からです。


Kさんは50号をなんと4枚持参。
スクーリング初回の10号作品の折のモチーフ、「梨」の作品を進展させて新たに完成。
右の二枚はKさんの都会シリーズ?の作品たち。
さて100号にはどういう展開がまちうけているのでしょうか。
これらの継続と100号の次回計画を楽しみにしています。

左横の学生はNさん。Kさんではありません。



 Kさんの隣は前述のNさんの作品2点です。

        

 今年から中間講評会には作品をキャンバスから外して、ロールにして持参という形も可にしました。
キャンバスがたゆんでいいるのは、下敷きパネルに架けている為です。

Nさんの好きな車や飛行機等乗り物シリーズはいつもユニークですが、
今回は三叉路に車が描かれた乗り物たち。これらの乗り物たちがNさんにとって臨場感のあるものになるといいですね。背景の緑の木立や空の描写も大切に。その隣の絵もNさんのもの。有松の家屋と十二支がテーマ。これも初回スクーリングから継続している制作ですね。頑張ってください!



その隣はKさん。
サツキツツジに埋もれて針金で人の顔の輪郭が施されたもが中央に描かれています。
右の絵は実際に針金を画面に置いた状態です。
ですから針金がかなりきつく浮いた印象がありましたが、写真でこうして眺めると右図の調子くらいに左図の針金が描かれるといいですね。両方とまだこれからと云われていましたので、次回楽しみにしています。
もし、左右の絵を右は本物、左は描き込みでトロンプルイユ風にする目的があるのならば徹底的に針金の描写をされても良いかもしれません。



次の方もKさんでしたか。女性学生の方の作品です。
母子像や子供たちが愛情深く描かれています。エスキースも魅力的でした。
まだこれからと云われていましたが、二枚とも親御さんが子供たちや孫たちを温かく見守る眼差しというものが自然と伝わります。「この自然と」と、いうのが大事なのかもしれません。
新たな構成にも挑戦されて、どこを省略しどこを高めるか。探ってみましょう。

次からは遠方の方々が作品をA4紙台に拡大して持参。
繰り返しますが、今年からは4年の中間講評会ではこういった形での提示もOKです。
でもちょっと小さいかな?

4人の4年次生の作品写真です。これらの作品は次回卒制2回目のスクーリングでは、
50号の実作品持参で作品合評会を行います。
その時にはぐっと密度が高まっている事でしょう。

Mさん、Sさん、Hさん、Tさん楽しみにしています。



上のパネルには3名の方の作品写真です。上からYさん、Oさん、Kさん。
色彩派の方、モノトーンの方など夫々の色使いにも特色が現れています。

仲間内ではああ、あの人やねって分かるのか、あれっ誰かな?と思われるか。
実はこの講評会で、私たち教員もン?ダレ???という印象の絵も正直ありました。
しかしこうしてみると
絵は刻々と姿を変える生きものなのかもしれません。

昨日と同じ姿形を残す事はなく、日々成長し、描き手である自分自身とともに歩んでいる、そうい存在ですね。
100号制作の前段階の位置にある絵として、皆さんの描いてみたいように、のびのびと挑戦してみて下さい。悩みはつきものですが失敗を恐れず、多作は成功のもとですから!!!(K.)