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2018年2月3日土曜日

展覧会報告

 仕事続きですっかり忘れていましたが、友人と私の展覧会明日までで、初日にレビューをあげようと思いつつ、全く会場へも行けぬため失念しておりました。
今日、搬出のことを思いだし「個展ですか?」と聞かれ、あまりにも案内が行き届いていないことに気が付き、遅れ馳せながらのアップです。
 研究室の先生方や一昨年鯖江・昨年若狭町熊川宿でご覧いただいた方には同じものなので申し訳ありませんが、ティルマンの版画と私の風炉先屏風などを紹介しておきます。
1Fティルマンロザーメル展、2F山河全展です。
(賛助出品にしており、個展DMも作らないというかたちです。)



「ギャラリーあみかのこ」は千日前というより近鉄日本橋の直ぐ近く、道頓堀も直ぐ近くを流れ、昔ながらの不思議な大阪の賑わいを感じる場所です。オーナーの中島さんはもともと船場ですが、父上が何故かこの場所に買われた三階建てを売らずにギャラリーとして使っておられます。
とっても古い大阪の街屋にタイムスリップしたような建築です。

1Fはこんな感じです。


ティルマン・ロザーメルはドイツ人の作家。
今回の展示は東西ドイツの名残が残る時代の版画作品です。


ギュンター・グラスのようにとても緻密な仕事をしているので版画の方は必見。


少しドローイングっぽいリトグラフもあります。


福井の鯖江、そして神戸での展示では近年のドローイングを展示していましたが、今回は
来日時に預けていた友人から回収した版画作品が主です。


お近くの方は明日までですが是非みてあげて下さい。




2Fの私の展示はこんな感じでした。
三階スペースには前週までの堀尾貞治氏達の作業などがまだ散乱しておりました。
神戸のアトリエ2001やこのギャラリーはコマーシャルギャラリーではありませんが、
現在少なくなった社会や芸術への問題意識を持ち展覧会を続けているギャラリーです。
今回無理な方もまたの機会にでも訪ねてみて下さい。(Y)