1年次のスクーリング報告に引き続き、
4年卒制のスクーリングが11月24日〜27日の4日間、京都本学で行われました。その授業風景を紹介しましょう。
前回の9月末から皆さんどのように展開してきているでしょうか。
今回も前回同様AB合同で開催。
教室内は前回と違い、AB両クラスの学生同士が初めて一緒に制作を開始しました。
その模様を一挙公開します!
初日は各自の
ポートフォリオを教員とともにチェック。
A4サイズのクリアファイルに30枚の作品が揃っているかどうか。
いわば各自の作品集となるように、編集力や出来映えも確認していきます。
ポートフォリオ製作を通して、皆さんの制作の経緯を振り返ります。
本学に入学され、この数年の成果として卒業制作に臨まれるわけですから、今までの自分の制作の流れを確認・自覚していくことは大切なことですね。
このポートフォリオは皆さんの今後の制作を進める上でも多いに役立つものですし、
実際、洋画のポートフォリオは優れたものが多いのです。
下写真のように、教室中央に夫々のポートフォリオを提出して、
全員が閲覧できるように並べます。
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皆さんのはどんなのかしら |
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ポートフォリオを囲んで井戸端会議? |
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ABの仲間の会話が弾みます |
そして、
副論も提出します。
卒業制作の授業は作品を描くだけではなくて、先に紹介したポートフォリオ製作と、
副論執筆が課題として課されています。
副論というのは卒制の制作について、各自の制作工程と、考え方を述べるものです。
絵画が言葉で表現できないものであるだけに、客観的な視点で自らの制作を見直し、
なぜこういう作品を生み出すことになったのか、思考を深めます。
それら両方の視点があって、卒制という100号の作品2点が支えれられ、学生自らが舵をとって大作を描くという、いわば大海原に乗り出すのです。
ちょっと大仰かな?
ともあれ、絵画を描くことは、何やら航海に出る気持ちに似ているのですよ。
自分はどつちに向かうのだろう。
どう進めていけばいいのか。
そういった自問自答が絵の前で繰り返されます。
では思案し、迷い、そして夢中で描いている皆さんの後ろ姿を覗いてみましょうか。
残念ながら全員ではありませんが、
なんとも素敵な姿ばかりです。
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100号3枚目に突入! |
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靴脱いで座ります。描きます。 |
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立ちっぱなしです。 |
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龍も観音様も描きました。次は? |
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踏切の記憶。音の記憶。 |
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開花!!! |
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天高く。一軒の家。 |
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西脇サムホール大賞展に入選しました。 |
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淡々と描きます。静か。
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後ろ姿ー相見先生と。 |
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思案中。絵を観るのは描く事に繋がりますね。 |
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けむる景色。とてもウエット。 |
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遠くから眺める事。これまた大事。 |
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下に置いて描く事も。ありやね。 |
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緑 みどり 碧かな。 |
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甥御さんも描きました。もう一枚はコレ。 |
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家族の肖像 2枚目です。 |
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白い帽子に何を描くか。黙々と思案中。 |
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後ろ姿ー奥田先生と。 |
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後ろ姿ー水口先生と。 |
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後ろ姿ー山河先生と。 |
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何かを思い出す色彩。何でしょう? |
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座ります。描きます。 |
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2枚を縦に並べます。 |
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家族の肖像。お母さんと対峙。 |
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これはひょっとして自画像かな。 |
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北斎と田植え。時間軸が大切。 |
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なんか良い時間過ごしています。 |
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絵画とファッション似てきます。 |
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後ろ姿ー川村と。ほっこり? |
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こういう椅子があったのや。 |
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ん?ゴルフ?いや体操かな。身体解きほぐさないと。
100号2枚を描く事は決して容易いことではありませんね。
このことは体験した人でないとわからないことですけど、皆さん黙々と取り組んでいました。
20代から80代までの学生たち53人が、一斉にキャンバスに向かう姿は壮観!!!
副論を拝読すると、
皆さんの来し方が美術とともにどう交差してきたかがうっすら見えてきます。
若い時から今に至るまでに、
何時とはなく絵画という不思議な物体に出会い、惹かれ、なんとかものにしたいと本学に入学された皆さんです。
やっぱり魅力的ですね。
さて
卒業制作も山場を迎えました。
残す所はいよいよ1月の最後のスクーリングですね。
出来る限り、自宅で毎日一筆を運んでみて下さい。
その毎日の継続が大きな力になります。
そして、描く事を思い切り身体に刻んでほしいと願います。
ではまた次回に。おつかれさま。(K.)
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