新型コロナ禍もまだ収まらぬなか年末から冷え込み、各地で雪害などが多発しています。みなさま新年ご無事にお過ごしでしょうか。今日は大阪・京都なども緊急事態宣言がでるとのことで、この先が思いやられますがめげずに頑張っていきましょう。
さて今年最初の報告は、年末ぎりぎりに行われた東京での2年次配当スクーリング「コンポジション」です。小川先生も帰省せず報告をして下さいました。大変な中ですが皆さん頑張っていただいているようでうれしい限りです。今後とも感染やインフルエンザなどに気を付けて下さいね。
洋画Ⅳ-2b「コンポジション」
12月26(土)・27日(日)
担当:小川万莉子先生
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12/26(土)〜12/27(日)の日程でスクーリング授業を開講しました。キュビズム、フォビズムを体験し、近代以降の絵画が歩んできた道のりを通して絵画の造形性を学んでいきます。
●1日目 キュビズム
1日目の課題は、使用する色を限定し(補色関係にある2色+白+黒の計4色)、ペインティングナイフのみでの制作です。
1日目の終わりに、作品を並べ、お互いの作品を鑑賞する時間を設けました。
他の生徒さんが、どのように制作を進めているのか、お互いに鑑賞したり意見を交える事で、良い刺激を受ける事ができるのも、スクーリング授業の醍醐味だと思います。
●2日目 フォビズム
2日間の描画体験の中で、考えた事や学んだ事、苦労した点や上手くいった点等を発表していただきました。いつもの制作より色んなことを考えて制作した、という方が多かったです。
1日1枚を完成させるというハードな授業ではありましたが、これまでの絵画の見方や、描き進め方とは異なる新しい視点を得ることができたのではないかと思います。
皆さんが今後どのような作品を描いていくのか、楽しみにしています。
(報告:小川先生)
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報告から集中して描いておられた姿が目に浮かぶようです。描く目的や方法が決まり、絵具量をしっかりと使えば1日でも絵が描けるということが実感できた授業ではなかったでしょうか。
描く思いは大切ですが、いつの時代も画家にとってそれ以上にどのような色彩計画で、どのように絵具や筆を使い、どんな画面を目指すかというのが絵画にとって大変重要な課題です。つまり目的を考えて描くことの大切さを勉強されたことになりますね。今後も学んだことを常に意識して描いていって下さい。(Y)